海外旅行に行くとき、レンタルWiFi、SIMカード、どっちがいいの?それぞれの特徴、メリット、デメリットについても

海外旅行に行くときに、Wi-Fiレンタル派の方、SIMカード派の方、大きく2通りの方がいらっしゃいます。

今回は、それぞれの特徴、違いについてお伝えします。

レンタルWiFi

レンタルWiFiは、海外レンタルWiFiのサービスを提供している会社に申込みをすることでレンタル会社から貸し出されます。

サービス料金は、渡航先の国・地域や通信プランによっても異なりますが、1日あたり数百円~千数百円程度であることが多いです。

インターネットをよく利用する方向けになります。現地で飲食店や観光地などをよく調べたり、動画などを閲覧する方はレンタルWi-Fiを選んでください。

レンタルWi-Fiのメリット・デメリット

海外レンタルWiFiは、1台の海外レンタルWiFiにつき、5台以上のスマホやパソコンが利用可能なことが多いため、1台の海外レンタルWiFiで複数人もしくは複数の機器がインターネットに接続できます。

レンタルWiFiの電源を入れて、各機器でパスワードを入力するだけと操作方法もとても簡単です。

基本的に日割りのレンタル料金になるので、長期滞在の場合はさらにレンタル価格が高くなってしまいます。

セキュリテイ面では安全性が高く、Wi-Fiレンタルはパスワードを入力しなければ接続できません。

通信は暗号化されるため、不正アクセスや情報漏えいなどのリスクを減らすことができます。

公共機関や飲食店などで利用できるフリーWi-Fiは、誰でも好きなように接続できます。外出時には便利なこともありますが、セキュリティーが甘く不正アクセスやウイルス感染のリスクが高いです。フリーWi-Fiを通して端末やSNSアカウントを乗っ取られたり、クレジットカード番号などの個人情報が漏えいしたりするなどの事件も発生しています。

レンタルWi-Fiを利用すれば安心してインターネットに接続できるでしょう。日本ではあまり考えられないかもしれませんが、海外では不正アクセスは当たり前だと考えておいた方が良いです。

また、外出先でWi-Fiルーターを利用すると、盗まれたり故障したりなどのトラブルに見舞われることもあります。自分でWi-Fiルーターを購入した場合、買い直したり修理したりする費用を、自分で出さなければいけません。

しかし、Wi-Fiレンタルなら補償制度が適用されます。保証はオプションになることが多いので、別途料金が掛かってしまいますが、念の為加入しておいた方が良いです。

まとめると、レンタルWi-Fiのメリットは安全性と基本制限無しで通信使放題という事です。

逆にデメリットは料金が高いこととくらいです。

持ち運びが面倒だという方もいますが、本体自体はスマホ一台分くらいの大きさと重さなので、そこまで持ち運びに苦労する事はないと思います。料金を気にされない方は、レンタルWi-Fiをオススメします。

SIMカード

SIMカードを使う場合、SIMフリー携帯をお持ちでない方は、まずSIMフリー携帯を購入する必要があります。

次に、渡航先の地域で使える現地のSIMカードを入手します。

メジャーな渡航先であれば、国内でもネットショップ等を通じて簡単に購入することができます。

渡航先などに応じて異なるところもありますが、使用期間が15日間で通信料が200MBのカードだと約2,000円、使用期間が30日間で通信料が1GBのカードだと約4,000円といったところでしょう。

SIMカードのメリット・デメリット

SIMカードのメリットは、とにかく安いことです。

海外出張や1人旅の場合は、おそらく海外レンタルWiFiよりも断然SIMの方がお得になるでしょう。ただ、正直なところSIMカードのメリットは料金ぐらいで、他に大きなメリットと言える部分はありません。強いて言うならば、本体がほとんど大きさも重さもないので、荷物にならない事くらいです。

料金を考えても、SIMを1人だけで使用する場合はかなりお得になりますが、複数人や複数機器で共有できないので、グループ旅行には不向きといえます。

学生旅行や友達との旅行などでみんながインターネットを利用したいときは、大容量の海外レンタルWiFiを借りてしまう方がお得になります。

また、海外レンタルWiFiに比べて設定方法などの難易度が高いこともデメリットの1つと言えるでしょう。機械の操作などに苦手意識がある方は海外レンタルWiFiの方が使いやすいかもしれません。

個人の旅行であまりネット環境を利用しない方、LINEができればOKという方にはオススメです。